財団について

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徳川の森

徳川ミュージアムは、水戸藩2代藩主徳川光圀公によって設けられた大日本史編さんの史局「彰考館」の事業を水戸徳川家から受け継いだ博物館です。この史局「彰考館」の由来は「彰往考来」“歴史を明らかにして未来を開く”という論語の言葉で、この精神は水戸徳川家が受け継いだ水戸学の精神といえます。

明暦3年(1657)2月、まだ世子であった光圀公によって江戸駒込邸内で大日本史編さん事業は始められました。寛文10年(1672)に史局は小石川に移り、彰考館と名付けられました。以来250年、江戸から水戸へ移りましたが、彰考館では修史編さんの大事業が続けられ、明治39年(1906)に完成した『大日本史』402巻が水戸徳川家より明治天皇に献上されました。

その後、昭和42年(1967)徳川圀順公爵によって、水戸徳川家伝来の什宝や光圀公が隠居された西山荘(茨城県指定史跡)とともに、彰考館の史料を寄贈して、公益財団法人徳川ミュージアム(旧・財団法人水府明徳会)が設立されました。

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徳川ミュージアム 館長
徳川 眞木

その所蔵品は、水戸徳川家初代藩主頼房公に譲られた将軍徳川家康公の遺品(駿府御分物)を含む徳川家ゆかりの品約3万点と『大日本史』編さんのため諸国より集められた貴重な文書類約3万点を数えます。

これらの所蔵品は、歴史的にも芸術的にも非常に高い価値を有し、我が国の豊かな文化性を物語るコレクションとなっています。特に国指定重要文化財「ドチリーナ・キリシタン」や、大名物の茶入「新田」「玉堂」、狩野探幽、円山応挙、酒井抱一、横山大観、中村彝などの日本絵画史に名を残す画家たちによる名画の数々、さらにアンコールワットを描いた世界最古の図と知られる「祇園精舎図」など一つのジャンルにとらわれない豊かな方向性を持ったコレクションとして、知られています。

徳川ミュージアムでは、彰考館レファレンスルームでの調査研究事業の成果を広く一般に公開する為に閲覧やミュージアムイベントを開催し、その成果を展示活動に活かしております。公益法人として、さらに近年は我が国の歴史文化を守るために貴重な文化財の保存と修復にも力を注ぎいでおります。これらの事業を実施するために、歴史ある徳川家ゆかりの「徳川の森」を守る事業も行っております。「徳川の森」で自ら生産した材木を使用するだけでなく、地球温暖化を防ぎ「環境にやさしい博物館」として活動することを心がけております。

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